吟道摂楠流十段考査会(後期)

平成28年11月16日(水)10時?15時30分

平成25年に新設されてより、第8回目となった摂楠流最高段位の十段考査会が
各地より18名の受験者を迎えて盛会に開催されました。

天覧を賜いし名篇と伝わる「嗚呼忠臣楠氏の墓」生田鉄石作を課題詩歌とする十段考査の威儀を高める
ため、この度から、墓碑の拓本を額縁表装して正面に掲げ、その前で吟詠して頂いた。

二十句の長詩のため、しっかり覚えておられ詩文に頼らない受験者の吟詠には、やはりしっかり取り組まれたのだなという説得力が
溢れていたように思いました。
課題となる長詩吟詠の二句三息については、約半分の方が、これを守り、あるいは近づけ、あるいは努力して吟詠されていたように
思います。
結果は目出度く全員合格で、進級昇段考査もこれで終わりになるので互いにねぎらいあい、これからも新たな目標を見つけて、
お互いにこの道に精進していくことを誓い終了しました。

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                                         記 藤原摂鵬