明石城西高等学校一年 百人一首かるた大会に参加

本年も、明石城西高等学校に出向き、吟詠調による百人一首読手と漢詩吟詠体験指導の機会を得た。
体育館で300人強の生徒達の前で、百人一首は七番の「天の原」(安培仲麿)を吟詠し試聴してもらい、次いで百人一首かるたのチラシ取りが始まると最初に15首程、吟詠調で読手を務めさせて頂いた。

カルタ取りは大変盛り上がり、かるた終了後は、集計時間をもらい、授業で習いたてホヤホヤにして頂いていた漢詩「元二の安西に使するを送る」(王維)を先導し吟詠体験も。

ノリの良い学年に思えたので、大きな声をだしてもらうところまで実現すれば絶対盛り上がるので、そう願い努めましたが、実力不足で導けず時間切れでした。しかし、離れていても声は返ってきていたので満足せねばなりません。

紹介し学び合いたい詩歌は山ほどあるので、これからも、こういう機会が時々あればなと思いますし、難しいけれど、いつでも、どこでも、誰とでも、すぐにでも、名詩秀歌を介して向き合い、腹から声を出し心を高めあえる一時を、吟道普及啓発の場で体現したいものだと感じております。

                                          記 藤原摂鵬